鬱な詩を書き綴る
鬱詩.net
レクイエム
「哀れ」に塗り潰されたような世界
苛立ちに加速する欲望と蜃気楼
渇望する輝きと幸福を映す
劇薬に開く瞳孔と体、それらも全て虚像
穏やかな幸福はいつ終わった?
それさえも忘れてしまう程、遠く
空虚な笑顔に明日は振り返らない
青い爪、洗脳、日常に触れる狂気
死は意味を超えて全てを壊した
息絶えた涙と感情に冷めた目を向けて
さようならさようならさようならさようなら
闇に喰われて悲劇も無くしたら
光を閉じて せめて安らかな静寂を
Copyright(C)鼠